荷役設備

産油国から到着したタンカーは、シーバース(桟橋)に係留されます。
原油はそこから海底のパイプラインを通ってタンクまで安全かつスピーディに運ばれてきます。 そして、原油を出荷する際には、構内にある原油出荷ポンプでタンカーへ送り出すのです。
これらの作業は、コントロールセンターのコンピュータにより制御されながら行われます。

コントロールセンター
コントロールセンターでは、原油荷役作業の管理から、防災管理まで、DCSと呼ばれる大型コンピュータを駆使し、集中管理しています。

※DCS(Distributed Control System:分散制御システム)
原油タンク
タンクの屋根が原油液面に浮いており、液面とともに上下するタンクであり、浮き屋根式タンク(フローティング・ルーフ・タンク)と呼ばれます。
原油タンクは45基あり、そのうち42基は直径80m、高さ22m、容量102,700 klの大型タンクです。残り3基は直径61m、高さ22m、容量57,800 klです。
ウインドガーダー
ウインドガーダーは、タンクの上部に設置された補強のためのハチマキのようなもので、通常3本程度ですが、沖縄の台風にそなえて、 6本設置されています。これにより風速80m/sに耐えられる設計となっています。
原油配管
構内には原油配管が敷設されており、最大のもので、直径60インチ(約150cm)あります。
また、シーバースと原油タンクを結ぶ海底配管は、56インチ(約140cm)と44インチ(約110cm)の2本あります。
出荷ポンプ
原油をタンカーへ送り込むポンプを4基設置しています。それぞれ1時間に4,000klの原油を出荷することができます。 通常、2基を同時に使用して8,000kl/時で出荷します。
シーバース
基地の沖合約2.7km、水深約40mの海上に設置されたシーバースは、全長585m、全幅120mという世界最大級の規模を誇る「海のプラットホーム」です。
両翼の2つの桟橋にそれぞれ50万重量トン、30万重量トン級のタンカーを同時に着桟させることができる能力を持っています。 また、シーバース上だけで2隻の大型タンカー間の原油積み替えを行う事もできます。
ローディングアーム
シーバースの両桟橋から伸びた巨大な腕は、着桟したタンカーに接続して原油を安全に荷役するための設備です。