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大容量泡放射システム実放射訓練を実施しました

沖縄石油基地㈱では、12月17日~19日までの間、防災要員における消火能力の維持・向上及び資機材の設置・撤収作業の確認を目的に 大容量泡放射システム実放水訓練を実施しました。
当社は同システムを2008年11月に配備した後、毎年訓練を実施していますが、頻繁に実施することの出来ない訓練でもあるため、 一つひとつ手順を確認しながら行いました。

飛距離100m以上にも及ぶ大容量泡放射システム













なお、大容量泡放射システムおよび訓練の詳細は次の通りです。

<大容量泡放射システム>
大容量泡放射システムとは、主として、当社にも設置している大型の浮き屋根式タンク(原油貯蔵タンク)の全面火災の際、 消火に用いる資機材で、「泡放射砲」、「放水・水中ポンプ・泡混合装置」、「泡消火薬剤」の総称をいいます。

<大容量泡放射システム配備の背景>
石油コンビナート等災害防止法により、直径34m 以上の浮き屋根式屋外タンクを有する特定事業所は、大容量泡放射システムの 配備が義務付けられています。
法令に基づき全国12 の広域共同防災組織及び共同防災組織が共同でシステムを保有しており、沖縄県では沖縄石油基地、 沖縄ターミナル、南西石油の3社で広域防災組織を構成し、当社が大容量泡放射システムの配備会社となっています。

<訓練内容>
今回の訓練では、大容量泡放射システムの展開と実放射訓練を行いました。

訓練前に内容を全員で確認します(写真①)












今回の訓練は、当社に4ヶ所ある溜め池の1つに水中ポンプを設置して水を汲み上げました。 水中ポンプで汲み上げられた水は、放水ポンプへ送られます。【用水→水中ポンプ→放水ポンプ】
※今回は溜め池の水を使用しましたが、実際の消火は海水を使用します。

設置された水中ポンプの取水口(写真②)













手前から泡原液混合装置、水中ポンプ、放水ポンプ(写真③)












こちらは、泡原液混合装置(右奥)です。写真手前の水槽に泡消火薬剤を入れて、泡原液混合装置で吸い上げ、これも放水ポンプへと送られます。
【泡消火薬剤→泡原液混合装置→放水ポンプ】
※今回は訓練なので、泡消火薬剤の代わりに水を使用しています。

泡原液混合装置(右奥)(写真④)













水中ポンプから送り出された水と、泡原液混合装置から送られた泡消火薬剤は放水ポンプの中で混ざり泡消火液となり、泡放射砲から放射されます。

放水の様子(写真⑤)












大容量泡放射システムでは毎分60,000リットル(今回は20,000リットル)の泡消火液が放射され、その飛距離は約100m以上にもなるので 高さ22mのタンクの上部にも十分に届く能力があります。
その放射能力は大型高所放水消防車約18台分に相当し、短時間で大量の泡消火薬剤を集中投入する事が出来るので、平成15年に起きた 北海道苫小牧のタンク全面火災のような事例でも短時間での消火が期待されています。

放水の様子(写真⑥)












※今回の訓練では250mのホースで訓練を行いましたが、広大な当社敷地内のどこへでも大容量泡放射システムを展開出来るよう、 約1.7kmのホースを保有しています。
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